TENSAI学校
Category: 派遣中
キルギスの首都ビシュケクには、TENSAI学校という日本の教育を取り入れた学校があります。先日、TENSAI学校を訪問し、お話を聞く機会がありました。経営者の方は、キルギス共和国日本開発センターのビジネスコース(ミニMBA:MBAは経営学修士)の卒業生であり、日本での滞在経験もあるキルギス人です。日本人とキルギス人は、顔立ちだけでなく、価値観なども似ている部分が多く、キルギス人にとって日本式教育は受け入れられやすいということで2018年9月にTENSAI学校は開校しました。現在は、0年生(就学前教育)と1年生の約30人が学んでいます。これから毎年、学年が増えていきますが、1学年16人までとし、少人数ならではの教育の質的向上を目指していくそうです。生徒たちは、日本の空手やそろばん、墨絵などを学ぶだけでなく、ゴミの分別や時間を守ること、教室の掃除など日本の学校で大切にしている価値観も学びます。時間については、朝8時35分には門が閉鎖されたり、迎えに来る保護者の方が遅れてしまった場合は、追加料金を払わなければいけなかったり、とても厳しいルールが設けられています。また、キルギスでは、珍しいことですが、給食もあります。生徒たちが作った野菜を使用したり、給食を通して栄養について考えたり、日本の食育に近い取り組みも行っています。経営者の方は、キルギスの教育に足りないと感じることを日本の教育を取り入れることで補うようにしていると言っていました。この遠く離れたキルギスで日本の教育が評価され、実際に取り入れられていることは、本当に嬉しいことだと感じました。今回お話を伺い、私自身、日本の教育について見つめ直す良い機会になりました。お忙しいところ、お時間を割いていただき、ありがとうございました。TENSAI学校のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
TENSAI学校
授業の様子
空手の授業
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授業の様子
空手の授業
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