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今回の英語教育セミナーでは、アクティブ・ラーニングをテーマにさまざまな実践が紹介されました。私は、日本の2020年から始まる新学習指導要領における主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニングの視点からの授業改善)について発表しました。アクティブ・ラーニングが必要とされる背景や理論及び日本での取り組みを紹介しました。模擬授業では地理や美術の先生と英語の先生によるティームティーチングの実践が行われました。CLIL(内容言語統合型学習)のように言語学習と内容学習をバランスよく実践していて、とても勉強になりました。また、日本語・中国語・フランス語・ドイツ語の授業実践や生徒の発表もあり、英語だけでなく、さまざまな言語を学ぶことで生徒の価値観の幅を広げることができることを改めて実感しました。先月の中杉とのスカイプ交流の様子も紹介されました。日本でも議論されることの多いアクティブ・ラーニングがテーマだったことや多言語教育についての実践事例も多かったことなど、私自身とても学ぶことの多いセミナーでした。

【おまけ】
キルギスでは、2月23日は「祖国防衛者の日」で女性から男性にプレゼントが送られ、3月8日は「国際婦人デー」とうことで男性から女性にプレゼントが送られます。教育局でもそれぞれの日にお祝いのパーティーが開かれました。

キルギスの伝統文化を英語で学ぶ
美術

中国語の授業
中国語

日本の茶道を紹介
日本語

最後に記念撮影
全員で

3月8日「国際婦人デー」に写真入りマグカップをプレゼント
マグカップ
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 2019_03_13



2月からビシュケク市内の学校で英語教師を対象にしたワークショップを始めました。今月は16の学校、約80人の教師と英語教育について意見交換する機会を持つことができました。ワークショップの内容は、以前も書きましたが、生徒主体のペア・グループワークについてです。まず、キルギスの英語教育の特徴を考え、次に生徒主体のペア・グループワークの説明や手順、留意点などを話し合っていきます。最後に、キルギスの教科書を使用して生徒主体のペア・グループワークを実践し、実際に活動を経験してもらいます。終了後は、ワークショップの修了証明書(キルギスでは、セミナーに参加すると証明書が発行されることが多いです)を渡します。修了証明書の発行はJICAの現地業務費を活用させてもらいました。感想としては、おおむね肯定的なものが多いですが、下記のような意見もあります。
・教室がうるさくなってしまい、他の先生に迷惑をかけてしまう(生徒が活発であってもうるさくなってしまうことを嫌う傾向がある)
・評価をするのが難しい(キルギスでは毎授業ごとに生徒を5段階で評価する習慣がある)
・生徒の間違いを訂正できない(error correctionにとても厳しい)
これらは日本でも賛否両論であるし、文化的な要素も含まれてくるので、キルギスの教育文化に受け入れやすい生徒主体のペア・グループワークを試行錯誤していければと思います。ビシュケクには、97の学校があります。まだまだ道のりは長いですが、頑張ります!

ワークショップ終了後の記念撮影
証明書1

修了書2

【おまけ】
ビシュケクから6時間のカラコルのスキー場
雪山1

雪山2
 2019_02_28



先日、中央大学杉並高等学校とキルギスの学校の生徒たちがスカイプを通して交流しました。英語学習の一環として行われ、お互いの生徒が英語で質問して、それに答えるという形で進められました。「キルギスで有名な食べ物は?」「キルギスに行ったら、おすすめの場所は?」「日本で人気の職業は?」「日本の高校生は勉強が大変?」などの質問がありました。一生懸命英語で答えようとする生徒たちの姿は本当に素敵でした。音声が聞き取りづらかったなどは今後の反省です(その時、生徒たちが文字で会話を始めたのは、さすが今の生徒たちは操作に慣れているなと感心しました)。現代は、インターネットを通していつでも外国の人たちとつながることができます。今後もスカイプを通した交流を継続的に行い、生徒たちが外国の人たちと接することのできる機会を作っていきたいと思います。お忙しいところ、ご協力をいただいた中杉の先生方、キルギスの先生方、そして生徒の皆さん、本当にありがとうございました。

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 2019_02_05



ビシュケク市教育局主催の英語教育セミナーが開催されました。今回のテーマは言語と文化です。私はインド人言語学者のBraj KachruのWorld Englishesというコンセプトを中心に言語と文化の関係性を発表しました。英語を学ぶことはイギリスやアメリカの文化を学ぶことなのか?世界のどの英語をモデルとして教えるべきなのか?実際に英語を第一母語として使用している人はどのくらいいるのか?などをキルギス人の英語教師と一緒に考えながら進めていきました。キルギス人の英語教師からはイギリス英語を学ぶべきという意見や世界には多様な英語があるが規範文法は守るべきだという意見などがありました。私は発表の中で英語教育の目的はネイティブスピーカーのようになることではなく理解可能な英語を話せるようになること、お互いの文化や価値観を反映した英語を話し、それをお互いに理解しようとすることが重要であるなどの話をしましたが、うまく伝わらずに終わってしまったのではないかと感じています。日本でも意見の分かれるテーマなので難しいですね。しかし、キルギス人の教師と英語教育についてしっかりと意見を共有できたことは今後の活動においてとても良い経験になりました。セミナーでは、その他に生徒によるキルギスや英語圏の文化を紹介する劇やクイズなどがありました。また、会場の学校の教師と生徒の模擬授業も行われました。クリスマスを題材にして文法項目を学習する授業やキルギス人チームとイギリス人チームに分かれてお互いの著名人を紹介する授業が紹介されました。今回のセミナーでは伝えることの難しさを実感しましたが、これから各学校を訪問することが多くなると思いますので、このセミナーでの経験を生かして活動を続けていきたいと思います。

プレゼンテーション
言語と文化

模擬授業
模擬授業
 2019_01_26



明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。キルギスでの生活は6か月(教育局での活動は4か月)を経過しました。昨年はキルギスの英語教育事情について現状把握をすることが主な活動内容でしたが、今年は授業見学やアンケートの結果を踏まえた活動を行っていきたいと思っています。以下は、ビシュケク市教育局に提出した英語教育事情における現状把握について、および今後の展望についての報告書の抜粋です。

キルギスの英語教育事情
近年、キルギスでは、教科書の改訂や授業時間の増加などを含めて英語教育に力を入れている。教科書は4技能をバランスよく学ぶためにアクティビティを中心に作られていて、コミュニケーション重視の教科書になっている。キルギスの英語教師も基本的に英語で生徒とコミュニカティブな対話を中心に授業を行っている。しかし、伝統的に教師が主導する授業形態のため、生徒主体のペア・グループワークが少ないように感じる。対話や発表形式の活動はあるが、対話は教師と生徒で行い、発表は個人活動で行うことが多い。そのため、生徒主体のペア・グループワークが少なく、一人ひとりが英語で話す時間は限られている。そのため、授業内で生徒主体のペア・グループワークを取り入れることで、生徒の英語を話す時間が自然に増えて、今まで以上に英語能力の向上を期待できる。

生徒主体のペア・グループワークとは
キルギスの英語の授業でペア・グループワークが行われていないわけではない。例えば、ペアの生徒が前に出てきて教師の前で会話を発表する形やグループの話し合いの後に一人の代表者がグループでまとめた意見を教師の前で発表する形などがある。しかし、その場合、他の生徒は発表を見ているだけでコミュニケーション活動に参加していない。そのため、授業内で一人ひとりが英語で話す時間は限られている。生徒主体のペア・グループワークとは、授業内で生徒同士がお互いに練習する機会を持ち、定着度を確認したり、お互いのグループ同士で意見を交換したりする活動を意味する。

なぜ生徒主体のペア・グループワークなのか
授業内で生徒主体のペア・グループワークを取り入れることで、生徒の英語を話す時間が自然に増えるだけでなく、リスニング力の向上にもつながる。アンケートでは、英語の4技能の中でリスニングの指導について悩んでいる英語教師が多いということを示している。その理由の一つとして、リスニング活動に使用する音声機器の不足や教材不足を挙げている。音声機器や教材を導入するのは経済的に難しいが、生徒主体のペア・グループワークを取り入れることで生徒のリスニング力の向上を期待することもできる。基本的にリスニングでは、自分で発音できない文や語彙は聞き取れない。そのため、声に出して英文を発音することがリスニングの練習になるのである。生徒主体のペア・グループワークによる言語活動は、スピーキング力だけでなくリスニング力にも有効であると考える。

今後の活動
上記を踏まえて今後の活動では、生徒主体のペア・グループワークについて学校で教師を対象にセミナーを開催したり、生徒主体のペア・グループワークについての教材集を作成し、書籍として出版したりしていく予定である。今後は、生徒主体のペア・グループワークを普及するための学校巡回およびその教材作成を協力隊活動の中心にしていきたいと考える。

残り1年2か月の活動になりますが、カウンターパートとも相談しながら、キルギス人英語教師と一緒に英語教育の質的向上に努めていきたいと思います。

【おまけ:年末にロシアに行きました】
聖ワシーリー寺院
聖ワシーリー寺院

トロイツキー大聖堂
トロイツキー大聖堂

イサーク大聖堂の展望台から
イサーク大聖堂の展望台から
 2019_01_11




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プロフィール

chusugijocv

<大塚 圭>
JICAの現職教員特別参加制度を活用してキルギス共和国で青年海外協力隊員として活動しています。
職種:青少年活動(英語教育)
配属先:ビシュケク市教育局
期間:2018年7月~2020年3月

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