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明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。キルギスでの生活は6か月(教育局での活動は4か月)を経過しました。昨年はキルギスの英語教育事情について現状把握をすることが主な活動内容でしたが、今年は授業見学やアンケートの結果を踏まえた活動を行っていきたいと思っています。以下は、ビシュケク市教育局に提出した英語教育事情における現状把握について、および今後の展望についての報告書の抜粋です。

キルギスの英語教育事情
近年、キルギスでは、教科書の改訂や授業時間の増加などを含めて英語教育に力を入れている。教科書は4技能をバランスよく学ぶためにアクティビティを中心に作られていて、コミュニケーション重視の教科書になっている。キルギスの英語教師も基本的に英語で生徒とコミュニカティブな対話を中心に授業を行っている。しかし、伝統的に教師が主導する授業形態のため、生徒主体のペア・グループワークが少ないように感じる。対話や発表形式の活動はあるが、対話は教師と生徒で行い、発表は個人活動で行うことが多い。そのため、生徒主体のペア・グループワークが少なく、一人ひとりが英語で話す時間は限られている。そのため、授業内で生徒主体のペア・グループワークを取り入れることで、生徒の英語を話す時間が自然に増えて、今まで以上に英語能力の向上を期待できる。

生徒主体のペア・グループワークとは
キルギスの英語の授業でペア・グループワークが行われていないわけではない。例えば、ペアの生徒が前に出てきて教師の前で会話を発表する形やグループの話し合いの後に一人の代表者がグループでまとめた意見を教師の前で発表する形などがある。しかし、その場合、他の生徒は発表を見ているだけでコミュニケーション活動に参加していない。そのため、授業内で一人ひとりが英語で話す時間は限られている。生徒主体のペア・グループワークとは、授業内で生徒同士がお互いに練習する機会を持ち、定着度を確認したり、お互いのグループ同士で意見を交換したりする活動を意味する。

なぜ生徒主体のペア・グループワークなのか
授業内で生徒主体のペア・グループワークを取り入れることで、生徒の英語を話す時間が自然に増えるだけでなく、リスニング力の向上にもつながる。アンケートでは、英語の4技能の中でリスニングの指導について悩んでいる英語教師が多いということを示している。その理由の一つとして、リスニング活動に使用する音声機器の不足や教材不足を挙げている。音声機器や教材を導入するのは経済的に難しいが、生徒主体のペア・グループワークを取り入れることで生徒のリスニング力の向上を期待することもできる。基本的にリスニングでは、自分で発音できない文や語彙は聞き取れない。そのため、声に出して英文を発音することがリスニングの練習になるのである。生徒主体のペア・グループワークによる言語活動は、スピーキング力だけでなくリスニング力にも有効であると考える。

今後の活動
上記を踏まえて今後の活動では、生徒主体のペア・グループワークについて学校で教師を対象にセミナーを開催したり、生徒主体のペア・グループワークについての教材集を作成し、書籍として出版したりしていく予定である。今後は、生徒主体のペア・グループワークを普及するための学校巡回およびその教材作成を協力隊活動の中心にしていきたいと考える。

残り1年2か月の活動になりますが、カウンターパートとも相談しながら、キルギス人英語教師と一緒に英語教育の質的向上に努めていきたいと思います。

【おまけ:年末にロシアに行きました】
聖ワシーリー寺院
聖ワシーリー寺院

トロイツキー大聖堂
トロイツキー大聖堂

イサーク大聖堂の展望台から
イサーク大聖堂の展望台から
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 2019_01_11



今週は、教育局の仕事として(?)町の中心部にあるアラ・トー広場のクリスマスツリーの点灯式に行きました。日本でも毎年同じように過ごしているクリスマスの時期ですが、今回の点灯式を見学してキルギスのクリスマスについて不思議に思う点がいくつもありました。まず、イスラム教の国なのにビシュケクの街はサンタクロースやクリスマスの飾りつけで溢れているということです。同僚に聞いてみると、「私たちはムスリムだからクリスマスは祝わないよ、でも若い人たちは別かもね」と言っていました。確かにクリスマスツリーとは呼ばずにёлка(モミの木)と言っていたので、あくまでクリスマスというよりはモミの木の点灯式であるということなのかなと思いました(あくまで私の語学力です)。また、Жаңы жылыңыз менен!(キルギス語)やС Новым годом!(ロシア語)の「新年おめでとう」という表現が頻繁に使われていました。さきほどの話にもなりますが、クリスマスツリーではなく「新年のモミの木」と呼ばれて、新年を迎えるためのものでもあるようです。2019年という文字が電光掲示板に表示されたときには、キルギスでは他の国より早く12月中旬に新年を迎えるのかと本気で信じてしまうほど不思議な感覚になってしまいました。さらに、キルギスにはサンタクロースではなく厳寒じいさん(Дед Мороз:ロシア語、Аяз ата(キルギス語)がいます。青い服を着て、一緒に雪娘Снегурочкаという孫娘を連れています。ちなみにロシア正教のクリスマスは1月7日です。キルギスにはロシア系の人々も多いので、少し独特な文化を感じることのできるクリスマスシーズンになっているのかなと思います。(参考:https://www.spintheearth.net/travel_russia_ways_to_enjoy_xmas/

新年のモミの木 点灯
クリスマスツリー

2019年? 不思議
2019年

厳寒じいさんと孫娘
ジェット・マロース
 2018_12_16



今週は、チンギス・アイトマートフ(詳しくはチンギス・アイトマートフ)の生誕90周年ということで各地で様々なイベントが開催されました。その一つとして大学で行われた式典に参加しました。式典では、チンギス・アイトマートフの作品の朗読や歌、踊りなどが披露されました。また、キルギス語の教師の表彰式も行われました。キルギス人は、表彰することが好きで(たぶん)、生徒や教師だけでなく、一般のセミナーなどでも必ず証明書があり、最後にそれを一人ひとりに渡す時間があります。また、今週はチンギス・アイトマートフの作品の映画が無料で見ることができ、私も同僚にキルギス語の勉強になるからと勤務時間中にもかかわらず行ってきなさいと言われ、映画を見に行きました(結局、場所を間違えたのか無料ではありませんでした)。
今週は英語教育に関しては、教育科学省とキルギスの語学学校が提携して実施している若い先生向けのセミナーに参加してきました。日本の初任者研修に似ていてアイスブレイクの仕方や英語についての言語観などを話し合い、最後は語彙についての模擬授業のための準備をしていました。このプログラムは、3月まで続き、ファシリテーターとしての技術や読解、文法などの指導法などについてワークショップ形式で実施されます。私にとっても英語教育について学ぶ機会になり、また、キルギスの先生と交流をする機会にもなるので積極的に参加していきたいと思っています。

チンギス・アイトマートフ 生誕90周年
チンギスアイトマートフ

式典での作品の朗読
式典

映画は結局見れなかった(残念)
映画

若い先生向けのセミナー
初任者研修
 2018_12_09



ビシュケク市教育局では、定期的に各学校を訪問し、学校評価をしています。先週は、6校で英語の授業を見学し、英語の先生と意見交換をしました。また、キルギスで最も有名な作家であるチンギス・アイトマートフの生誕90周年ということで今年度は各学校でも様々なイベントが開催されています。先週の活動を以下にまとめました。

①学校評価
学校評価では、ビシュケク市教育局の各教科担当者が学校を訪問し、授業を見学するだけでなく、カリキュラムの実施状況や指導案を確認して各先生と意見交換を行います。今回は、高学年の授業を見学することが多く、文法訳読方式の授業や生徒のモチベーションについて話をすることが多かったような気がします。キルギスでも高学年につれて、訳読をする授業が多くなり、生徒のモチベーションが低くなる傾向があります。日本でも言われていますが、キルギスの英語の先生も生徒が主体的に取り組むことのできるテキストを活用したコミュニケーション活動を模索しています。

②少しだけ授業
ある学校で授業を見学した時に、英語の先生が教室に来なかったので(教育局の人と話をしていたため、来れなかったそうです。ちゃんとした理由です)少しだけその間授業?をしました。教育局の仕事は、英語の先生と話をすることは多いのですが、あまり生徒と話をすることは少ないので、とても良い経験になりました。しかし、生徒たちの英語力も高いわけではなく、私のキルギス語・ロシア語力も高いわけではなく、想像できると思いますが、カオスな状態です。途中から生徒がグーグル翻訳を使って日本語を調べ始め、英語・キルギス語・ロシア語・日本語が飛び交う教室になっていました。生徒たちは、日本のことをよく知っていて、日本と韓国の関係についてや第二次世界大戦のことなどを質問する生徒もいました。「先輩」と呼ばれたり、K-POPのことをたくさん聞かれたり(たぶん、日本と韓国を勘違いしている)、楽しい時間を過ごすことができました。

③チンギス・アイトマートフの生誕90周年
キルギスの学校では、日本と異なり、先生が各教室を管理していて、そこで担当教科を教えます。生徒は毎時間、各教科の教室に移動します。今年度は、チンギス・アイトマートフの生誕90周年ということで各学校のキルギス語の先生が自分の教室でチンギス・アイトマートフについての展示や装飾を行い、キルギス語の授業をしています。これは、コンテスト形式で実施されていて、教育局の担当者が評価して順位をつけます。今週は3つの学校のキルギス語の教室を訪問し、コンセプトや授業をどのように実践しているかなどのプレゼンテーションを聞きました。どの教室もとても工夫されていて、授業内の生徒の成果物なども展示されていました。

④バーニャ(Баня)
昨日、バーニャというロシア式の蒸し風呂に行ってきました。ビシュケク市内には、日本の銭湯のような公衆バーニャがあります。バーニャは、一般家庭にもあり、キルギスでは非常に親しまれています。基本的には、サウナ、シャワー、プールがあり、垢すりができます。冬なのにプールは温水ではないので入ることはできませんでした。

⑤フィラルモニアホール
フィラルモニアホールで行われたロミオとジュリエットの演劇を見に行きました。ロミオとジュリエットのストーリーをフラメンコで表現するという一風変わった演劇でした。ロミオとジュリエットのストーリーが中心というよりは、スペイン人のフラメンコのダンスを楽しむというような感じでした。

生徒が主体的に参加する授業を模索中
学校評価

ちょっとだけ授業?
少し授業

キルギス語の教室を装飾
アイトマートフ

憩いの場バーニャ(Баня)
バーニャ

ロミオとジュリエット+フラメンコ
劇
 2018_11_29



キルギスでは、10月中旬から長い冬が始まり、今週も雪が降って想像していたよりも寒さは厳しく驚いています。キルギスでは、雪が降ってもあまり雪かきをすぐにしないので、次の日などは、一面白銀の世界が広がります。とても神秘的できれいです。しかし、ビシュケクは標高約800mあるので寒くて雪がなかなか解けません。想像がつくと思いますが、数日後には道路が凍ってしまい、ツルツルになり転倒する人々が続出します。寒さ対策はしっかりしています。日本だと登山用の服や靴に分類されるものが普通に安く売っています。完全装備して外出すればなんとか過ごせます。また、部屋の中は、セントラルヒーティング(セントラルヒーティングとは、一箇所の給湯器熱源装置(ボイラーなど)を設置して、熱を暖房が必要な各部へ送り届ける暖房の方式である/Wikipedia)でとても暖かいです。ちなみに、この冬にセントラルヒーティングを初めて使用した時には、ラジエーターから泥水が噴き出て部屋が水浸しになり、大家さんと必死に掃除をするという経験もしました。職場でその話をしたら、「キルギスだからね」と笑っていました。これからさらに寒くなっていきます。ビシュケクよりも地方はもっと寒さが厳しいです。キルギスといえば寒い冬なので、あまり好きではありませんが、せっかくの機会なので冬の楽しみ方を学んでいきたいと思います。

これからさらに寒くなります
フィラルモニア

今週の気温
気温

セントラルヒーティングのラジエーター
ラジエーター
 2018_11_17




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プロフィール

chusugijocv

<大塚 圭>
JICAの現職教員特別参加制度を活用してキルギス共和国で青年海外協力隊員として活動しています。
職種:青少年活動(英語教育)
配属先:ビシュケク市教育局
期間:2018年7月~2020年3月

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